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篠原 義朋(しのはら よしとも)音楽スタジオ モンジャクシン 店主

篠原義朋

『一隅を照らす ー 日本の片隅、西宮で』

生まれも育ちも門戸厄神です。スタジオ名もそこからきています。酔っぱらったら「門戸厄神」が「モンジャクシン」になる、みたいな(笑)。ちなみに誕生日も厄除大祭の1月18日です。

音楽を始めたのは高校生から。今は歌とギターで「モンジャクシンズ」というバンド、それからドラムもお客さんと一緒に何バンドかで叩いています。新型コロナ以来集まっていないバンドもありますけど、「そろそろやろか」とみんな言ってますね。

新型コロナの影響でお客さんが激減したので、朝だけ保育士の副業を始めました。もともと保育士で、その後CD屋の店員を経て、2011年からこのスタジオをやっています。保育士時代に4年間だけ岐阜に住んでいたんですけど、音楽シーンを活性化させたいと思ったときに、やっぱり自分の生まれ育った西宮でやりたいと思って帰ってきたんです。

スタジオの客層は、高校生以下は半額なのと、家や学校からすぐ集まれることもあってか、昼間は高校生が多いです。その上は20代30代が少なくて、40代以上。高校生は、ものすごいうまい子もいれば、全然何も知らない子もいて面白いですね。アンプの使い方がわかってなかったり、「チューニング」という言葉すら知らなかったり。かと思えば昔と違ってネットで調べられるせいか、むちゃくちゃ詳しい子もいます。

モンジャクシン モンジャクシン モンジャクシン

西宮出身の有名ミュージシャンって結構多くて、今人気の〝あいみょん〟とか、徹子の部屋にも出た〝王様〟世界で活躍している〝キングブラザーズ〟とか、15組ぐらいいるんですよ。その中で関学出身のバンド、〝キュウソネコカミ〟が『Welcome to 西宮』っていう曲を今年の元日に発表して。そのビデオクリップで、甲山森林公園とか西宮北口の駅、バイトしてた居酒屋とか、いろんなところが出てくるんです。そんな今こそ「西宮ロックフェス」をやるべきだなあと思って…。

実は新型コロナの問題が起こる前に、そういう有名ミュージシャンと、あと有名じゃなくても西宮でバリバリ音楽をやってる人たちでそんなイベントをやりたいと思って、バンドに声をかけたり市内の公園を当たったり、かなり動いていたんです。でも出演者側は結構乗り気なんですけど、公園や市役所がなかなか興味を持ってくれなかった。

サイン

僕の好きな言葉に「一隅(いちぐう)を照らす」があります。ほんまは仏教用語だと思うんですが、年に2回ぐらい東京からライブをしに来る伝説のミュージシャン南正人さんが言ってはったんです。僕の解釈としては、西宮って、言ってしまえば隅っこ。日本全体や世界全体からしたら隅っこですけど、例えばニューヨークとか東京ででっかくライブハウスをやってる人だけじゃなくて、ちっちゃい地方都市でやってることも、同じぐらい大事なことだよ、みたいなことかなあと。

音楽をやっている若い人たちには、僕が保育園で働いた経験から思ったのは、「自分が納得できないことはしない」ということ。

社会にはいろんなルールがいっぱいあって、自分が納得していなくてもやらないといけないこともある。でも、音楽をやっている人間は、プライベートではそれをしたらあかんと思ってるんです。

別に反抗する必要はないんですけど、「納得できないけど、周りに言われたからやるわ」というのはダメ。自分の音楽もまっすぐできなくなってしまうと思うんです。

今後スタジオとしてがんばりたいこととしては、新型コロナの影響でライブができないならレコーディング、そしてミュージックビデオ制作。どちらも今以上に技術力をつけて、バリバリやっていきたい。しかし、やはりライブあっての音楽人。スタジオライブがまたできる日を迎えたいです。

モンジャクシン西宮

 

音楽スタジオ モンジャクシン

〒662-0864 兵庫県西宮市越水町2-8
阪急夙川/阪神西宮/JRさくら夙川から徒歩12分

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TEL:090-7556-3598
MAIL:studio-mondo@ezweb.ne.jp
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