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永田 マリ(ながた まり)カジュアルワインバル レベッカ 代表

「ワインは音楽みたいなもの」季節感やライブ感を楽しむ

 

アパレル企業からバレエショップ経営、ワインバル開店へ

生まれた時から、ずーっと西宮です。

ワインバルを始めたのは2021年の11月。飲食店はまったく初めての経験で、それまでは芦屋でバレエの衣装やレオタード、トゥシューズなどを売る小売店を18年間やっていました。

バレエショップを始めたきっかけは、娘がバレエを始めた時に、友人がカナダで買ってきてくれたレオタードがめちゃくちゃかわいかったこと。

もともとアパレル出身でデザイン経験もあったので「レオタードもデザインできるやん!」と衝動的に始めてしまいました。縫ってくれる会社を見つけて、オーダーメイドでデザインした商品を販売していました。ニッチな世界が好きなんです(笑)。

ここ数年「何か新しいことを始めたい」という気持ちがあったところに、ちょうどコロナでバレエやヨガのレッスンが減ってお店の方が少し暇になったこともあり、好きだったワインを一から勉強してみようと思い立ちました。

ワインに興味を持ったきっかけは、ワイン関係の仕事をしている友人がいたことと、どこかへ行った時にワインを飲む機会が一番多かったからです。

 

物件を一目で気に入り即契約、3カ月でプレオープン

インについて勉強しているうちに、今の店の場所が空いたことを知りました。内見をして、ここから見える景色や開放感、駅からの近さが気に入り、すぐに物件を決めて3カ月後にはプレオープンしました。この場所以外だったら、お店をやっていなかったと思います。

急ピッチで始めたわりにはプレオープンにもあふれるほどのお客さんに来ていただきました。通りすがりの方だけでなく、もともとこの場所は35年続いていた八百屋さんだったので、そちらのお客さんも来てくださったようです。

お客様は男性が多いですが、面白いことにお一人で来る女性も多いです。グラスでもお出ししているのでいろいろな味が少しずつ楽しめることや、店員も女性なので入りやすいのかもしれませんね。

 

国によって数えきれないほどの種類があるワインは「音楽みたい」

ワインって、音楽みたいなものだと思っているんです。
国によっても違うし、ワインの数は音楽の数と同じで、数えきれないほどありますから。

音楽って「今はロックが好きだけど、前はジャズを聴いていた」「夏になったらレゲエを聴く」みたいなことがありますよね。ワインにおいてもそういう楽しみ方をしたいなと思っています。

楽器はすべて常連さんが置いていったもの。突然セッションが始まることも

桜の季節だったらロゼで、夏になったらキンキンに冷えた白がおいしいし、冬は濃いボルドーが飲みたくなる……そんなふうに季節や気分に合わせてワインを飲みたいなと思うんです。

ロシアのウクライナ侵攻の影響で値段が上がったり入ってこなくなった銘柄もありますが、ワインも音楽と同じで「ライブ」だと考えているので、あえて追ったりはしません。その時々に手に入るワインを仕入れるようにしています。

今は「ナチュール」に興味があります。自然な農法で育てた葡萄を使ったり、酸化防止剤などをできるだけ使わずに作ったナチュールワインをこれから入れていこうと考えています。

まだ2年目に入ったばかりなので勉強させていただきながらやっていますが、毎日めちゃめちゃ楽しいです。今後は、ワインと音楽を通して、癒しになるようなお店にしていけたらいいなと考えています。

 

カジュアルワインバル レベッカ

〒662-0971 西宮市和上町1-12
TEL:090-6609-3751

https://www.nishinomiyarebecca.com/