岩滝 昇（いわたき しょう）PubGalwayオーナー/音色カンパニー代表

『この瞬間を大切に、今日1日を精一杯生きる』

生まれは大阪なんですが、結婚と同時に西宮に新居を構えました。僕はサラリーマン経験があるんですけど、日本全国を飛び回る仕事やったんですよ。それこそ「日本全国で行ったことないところはない」ぐらい、いろんな場所に行って。そのうえで「西宮が一番住みやすい」と思います。

まず大阪と神戸が近い。京都にも行ける。電車は発達してるし、人はむっちゃやさしい。夜のお店をやっていても、変な人、ややこしい人は一切来ない。ほんま住みやすくて、もう離れようと思わないですもんね。

もともとの本職はWEBデザイナーで、2012年に先代のマスターからこのお店を引き継ぎ、ずっと二足の草鞋でやってきました。でも昼間は店を開けていないので、この場所を「つどい場*」（VIVAはんにし）として使ってもらうことにしたんです。

僕、いろんなことをするのが好きなんです。ついつい動いてしまう。休みはまったくなくて、365日ずっと働いています。よく「しんどいやろ」と言われるんですけど、あまりしんどないんですよ。

もともと自分もミュージシャンやってたから、普通にこのバーが面白いし、お客さんと一緒にワイワイ飲んで、ああこんな時間か、帰ろかという感じで。身体的なしんどさはあっても、精神的なしんどさはないんです。

とにかく昔から、「今日1日を精一杯生きる」というのを常に思っています。

例えば、お店の前をただ通り過ぎる人は知らないまま終わるけど、ちょっと入ってきてくれたらその瞬間知り合いになる。そういうのはやっぱり奇跡的というか、世界70億人、日本の1億2千万人のうちの一人じゃないですか。

その一期一会は、その瞬間しかない。未来に向かってどうとか、過去がどうやったとかもちろんあるけど、一番大切にしなあかんのは今の瞬間ですよね。何を喋ったとか、何を共有したとか、何を見て感動したとか、この歌を聴いてよかったとか、その瞬間を大切にしたい。

今、コロナ対策で冷房をかけて開けっぱなしにしているんですが、大きい音を出しても苦情が来ないし、公園が目の前で雰囲気もめちゃいいんです。こういう場所が駅前すぐの立地で、開けっぱなしでできるということが、奇跡というか。コロナの時も、いろんな人がカンパしに来てくれたり、従業員だった女の子がクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げてくれたりとか。

だからこれはある意味、一つの使命と思うんですよ。音楽好きの人に集まってもらうのはもちろん、昼間は高齢者や障害者の方にも集まってもらいたい。例えば不登校の子とか、「学校には行かれへんけどここに来たらおっちゃんらが相手してくれる」っていう楽しみになったらええなと思うんです。

安心して来られる場所があるっていうのを、もっともっといろんな人に知ってもらいたいんです。

＜若い人たちに向けてメッセージ＞

僕にも高校生の子どもがいますけど、人のせいにしないで、自分がどういう道を歩むべきなのかを考えてほしいと思います。

ただ高校、大学に行く、国公立に行く私大に行く。親がこういう風にせえと言うからするではなくて、常に状況に応じて臨機応変に生きる術を身につけてほしい。

「あんなことをあの人が言ったから、今の俺はこんな感じなんや」みたいに、人のせいにするのは一番あかんと思うのです。そうじゃなくて自分の人生は自分で切り拓けるような努力のできる人になってほしいです。

＊つどい場

個人の家や空き家等の個人宅、自治会館や集会所等の共同利用施設を活用し、地域住民同士がより身近に集まることのできる地域の居場所です。それぞれのつどい場は、運営される個人・グループの想いのもと、それぞれの特色を活かして活動しています。

Acoustic Live Pub GALWAY
-パブ ゴールウェイ-

〒662-0971 西宮市和上町1-6 マルシェ西宮1F

TEL/FAX:0798-26-6499
Live・イベント中は電話に出れない場合がありますのでご了承下さい。

https://pubgalway.jimdofree.com
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営業時間:
火～土：17:00～翌2:00（24:00頃に閉店の場合有り）
日：11:00～24:00の間でイベントにより営業時間が異なります。

サービス料：各イベント毎にチャージが必要な場合があります。

つどい場 VIVAはんにし
月〜金　10:00～16:00（祝日休業）

定休日：月曜日（夜）、GW、夏季、年末年始

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