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藤原 覚(ふじわら さとる)藤原覚税理士事務所 税理士

藤原さん

『”企業の町医者” としてお役に立ちたい』

 

生まれてからずっと西宮です。小松小学校、学文中学、西宮南高を出て京都の大学に行きました。社会人になって1年だけアパレルの会社で働き、その後は西淀川の税理士事務所に6年ほどお世話になりながら、夜は税理士の専門学校に通って資格を取得し独立しました。

税理士を目指した理由はいくつかあります。小学生の時に父親を亡くして、母子家庭でお金もない、人脈もないところで何か事業をするにあたって、資格を持っていることが強みになると考えたこと。また、税理士の資格は1科目ずつ取っていけるので、時間をかければ働きながらでも取れる資格であったこと。

そして大学時代、お世話になっている先輩に「将来会社を作るときに面倒を見てほしい」と冗談交じりに言われたこともあって、税理士を目指そうと考えました。実際、その先輩は今も数社を経営されていて、すべてうちの事務所で見させていただいています。

税理士の仕事というと、税金申告がメインになるんですが、今はそれだけでお客さんが満足してくださることは少ないです。実際にうちのやり方としては、「企業の町医者」みたいなものを常にイメージしています。

お客さんの相談相手として、悩み事や問題点に対してアドバイスをしたり、こちらで仕入れた情報に基づいて「こういう税制があるので、こうされたらどうですか」とか、「こういうスキームで節税する方法がありますよ」と提案したり、けっこう熱心にやらせていただいているつもりです。

この業界はどちらかというと斜陽産業で、単価や報酬もなかなか上がっていないと言われていますが、そういった提案をきちんと行うことによってお客さんに満足していただければ、きちんと報酬をいただくことができるんじゃないかと思います。提案を気に入ってくださったお客さんが新しいお客さんをご紹介くださるような形で、独立して20年ちょっとですが、ずっと右肩上がりで成長させていただいています。

常に心がけているのは「最小の能力・中位の体力・最大の努力」ということです。仕事をするのに体力は中くらいは必要で、能力が最小であっても最大の努力をすれば、それですべてがうまくいく、成功する。税理士の専門学校に行っている時に、教材のどこかに書いてあった言葉をずっと覚えているんです。仕事だけじゃなく趣味についても、常に意識してやっています。

新型コロナが発生した当初は、国や金融機関の施策がたくさん出て、情報が日々変化していく状況でした。今でこそ中小企業庁のサイトや特設ページ、メールなどで関連情報を知ることができますが、当初は国のサイトをあちこち探して「ここにこういう情報がある」と調べたり、銀行の支店長に直接電話したりして情報収集していました。地域によって助成金や制度が違ったりもして、非常に手間がかかりました。その情報をできるだけ事細かにお客さんに伝えてアドバイスする、そんな業務が急激に増えていましたね。

今、日経平均株価がバブル崩壊後最高値と言われていますが、業績が良いのは本当に一部の限られた会社、コロナ特需があるような会社だけ。実際にお客さんの業績を見させていただく限りは、昨年、一昨年に比べて業績が上がっているところはほとんどありません。

業績が下がっているお客さんで、次にどんな手を打てるかご自身で気づかれる方もおられるんですが、情報を手にされない方、入手しにくい方もおられるので、「この業種ではこうやっていますよ」などとアドバイスするようにしています。

大変ではありますが、いろいろな提案をしていく中でお客さんが本当に喜んでくださっている時は、すごく喜びを感じます。自分の会社だけじゃなく、お客さんにも喜んでもらえるwin-winの関係が生まれている時は、本当に喜びを感じますね。

 

藤原覚税理士事務所

https://www.office-fujiwara.com

税理士 藤原覚
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